2012/01/01

子供の物理学~その3『紙の人形を踊らせよう』~

今日は『紙の人形のダンス(Poupées de Papier Dansantes)』です。二冊の分厚い本に硝子板を挟みます。硝子板とテーブルの間は2~3センチ程度の隙間が空くようにし、隙間の高さより小さな紙の人形を寝かせます。硝子を布で強く摩擦し、静電気を起こせば、ほら、人形が立ち上がって踊り始めました。

あまりの驚きと面白さに子どもたちは紙の人形に目が釘付け。本物の人形は床にほったらかし(笑)、木馬も知らん顔されています。理科少年が披露する魔術師のような妙技は大成功でした。


この部屋はグリーンが基調で、右奥の小さな暖炉が慎ましやか。質素な部屋に見えますが、子どもたちのファッションは当時の中流階級という感じがしますね。左の女の子のエプロン・ドレス、もう一人の女の子のフリル・カラー、男の子たちのニッカー・ボッカーなど、このシリーズは、子どもたちの洋服を眺めるのも楽しみのひとつです。

しかし、紙の人形が形代に見えます...。