サンタクロースはコレクションの対象外ですが、これは一目見て、買わなくては!と思ったカードです(笑)。サンタクロースのポストカードに背景が黒一色というのは見かけません。この背景色とコマ送りで見ているかのような林檎の落下が神秘的なイメージを作り上げているような気がします。ロシア正教の司祭がこういう被り物を頭に頂きますけど、このカードについては詳しく調べていないのでよく分かりません。宿題です。お店の説明では、1910 年頃のカードではないかとのことです。ドイツの EAS 社の製品で石版印刷。
一番好きなクリスマス・カードです。どちらも 1904 年 12 月の消印があって、左はイギリスの Raphael Tuck & Sons(数多のポストカードを企画販売したイギリスの会社)が発売したもので、プロシアで石版印刷したと記載があります。イギリスの女性に宛てていますが、表の余白に E & T と書いてあるのみ。右はフランスの K. F. Editeurs の発行で、パリ市内の男性からパリ市内の女性に宛てられています。
アンティークのポストカードは宛先だけ書いた淡白なものが多いのてすが、絵や写真を選ぶこと自体がその人へのメッセージなのかも知れません。
Happy Christmas ♪