2011/12/15

お菓子の家


カイ・ニールセン(Kay Nielsen)の挿絵。『ヘンゼルとグレーテル』の二人がお母さんに捨てられて、森を迷った挙げ句、お菓子の家を見つけた場面です。


お菓子の家という甘美な耳障りとは裏腹に、これから展開する「魔」の時間を暗喩しています。樹々が魔物の遣いのようで、今にも動き出しそうだし、ひそひそ話しをしそう。


子供のころはお菓子の家しか印象に残りませんでしたが (^^;; 、さすがに今は、落ち着いて挿絵を鑑賞できるようになりました(笑)。