ところで、スウェーデンなど北欧デザインと言うと、無駄がないすっきり系の工業デザインがある一方で、暖炉の温かみに似た家庭用品、例えば食器やらテキスタイルのようなものが有名です。
ところが、ところが、私好みのゴテゴテ趣味のデザインがあるんです。アンティークやヴィンテージのシルバーウェアには、究極のゴテゴテ製品があるんですよ!スウェーデンの元婚約者の家のカラトリーはお母さんの趣味で、すべて純銀製でした。柄の部分にぎっしりと花のエンボス細工があって、バターナイフの刃にはエングレーヴィングで蔦のような模様を施してあるんです!お母さんのお母さんから受け継いだものばかりだったそうで、昔はこういう装飾的なものが多かったの。今はラインが数本引いてあるようなものをデザインと言ってるけど冗談じゃないわとため息をついていました。いや~、そうでしょうとも、当時(90年代半ば)は既に IKEA が根を張り尽くしていましたから。
今回、私が購入したのはかなりすっきりしたデザインですが、よく見ると手の込んだコーヒー・スプーン。30年代のものらしいです。そして、来月はいよいよスウェーデン製のゴテゴテなバターナイフを手にする予定なんです。
今夜、年代不詳の謎のヴィンテージ、イタリアのゴテゴテなフレーム、30年代のマクベス・エバンスのカップ、50年代のインディアナ・グラスのワイン・グラスがアメリカから届く予定。参りますね、この買い物熱には(-_-;)