2011/05/29

ブリガドゥーン

前のブログでも触れた Adam Lambert が唄うミュージカル・ナンバーをご紹介します。百年に一度現れるスコットランドの村の娘と現代のニューヨーカーが恋に落ちるという幻想的なストーリー、『Brigadoon(ブリガドゥーン)』の『Come to Me, Bend to Me 』という曲です。

このとき、アダムは22歳。素晴らしい才能です。感動しました。

オペラも歌えそうだなあ。

Come to Me, Bend to Me
http://www.youtube.com/watch?v=DJYyqzUr6jU&sns=em

2011/05/23

放浪と幻と囀りと

Youtube で大好きなサントリーの CM を見つけました♪

アルチュール・ランボー編
http://www.youtube.com/watch?v=YotCl8xcRtk&sns=em


こんな方々が出演者(?)です↓

Doors の名盤『Strange Days』です

こちらも忘れずに♪

アントニオ・ガウディ編
グスタフ・マーラー編
http://www.youtube.com/watch?v=NSlVsnMbZ48&sns=em

2011/05/18

憧れ

岩波現代文庫の『一葉語録』は言葉の一語一語を堪能できる素晴らしい一冊です。写真の一葉はお世辞にも若く見えません。文章も二十四歳で散ったとは思えない成熟があります。その巧みな文章は技巧が前面に出るのではなく、流れるようでいて味わい深いので、つい数行前に戻りまた進みまた戻り...と、なかなか読み進められないのです。何だか、立ち去るのが惜しいときの気持ちに似ています。

2011/05/15

ジンジャー・ティー

Pompadour の新製品のひとつ、ジンジャー&レモン・ハーブティーです、水出しでも美味しく、これからの時期にピッタリだと思いました。同じく新製品のモロッカン・ミントというブレンドも試してみたいなあ。

くつろいでます

お母さんの膝の上で好き勝手にくつろいでます。眠くてどうでもいい感じです。

クロモスの整理

ようやくポストカードやクロモスの整理を開始しました。けれども、先日購入した無印のアルバムには 14 X 9 cm (昔の葉書のサイズ)のポストカードが入らないことが判明...。というわけで、ポストカードより小振りなクロモスを先に整理することにしました。

光って見づらいのは、なるべく空気に触れないよう購入時のセロハン袋に入れたまま収納しているからです。袋がないものはそのまま入れていますが、後日袋に入れる予定。

この二枚が見やすいのはセロハン袋に入っていないからです。左は白い鳩を肩に乗せた女少女、右は動物園で雌鹿を見る二人の少女です。右の子はなぜかフラフープを持っています。

どちらも 1900 年前後のトレードガードです。裏にお店の名前や住所が印刷されています。今は飲食店のレジの側にトレードカードが置いてありますが、このように手が込んだものではありませんよね。デパートの Au Bon Marche やチョコレートの Chocolat Poulain などが入手しやすいカードです。

国名、サイズ、購入先、価格、送金手数料、郵送料、(ある場合は)タイトル、購入時期などを記録した紙片をクロモスの後ろに入れました。ちょっと戸籍チックで自己満足度アップ(笑)。

2011/05/14

ブラック・スワン

今夜は『Black Swan』を観て来ました。平日で雨のせいか場内はがらがら。珍しく前売りまで買ったので期待は大きい映画でした。

これほどポスターのバージョンが多い映画も稀

見事な脳内心理劇でした。主演の女優は演技力だけではなく、壊れそうに繊細な容姿や雰囲気が求められますし、おまけにバレエのシーンをこなせるかどうか...というハードルの高い役柄。アメリカに若手女優が数多いるとは言え、ナタリー・ポートマンしかこなせなかったと思います。

知り合いのアンティーク業者さんからイギリス土産でこのバージョンのポストカードを頂きました

練習のシーンで実際に踊るナタリーのものだろうと思われる荒い息が挿入されています。この息の音が主人公の追い込まれた境地を表しているようで、観ている方もどきどき...。

公開したばかりなのでストーリーに詳しく触れるのは遠慮しますが、自己が産み出す幻影に苛まれ始めた主人公の行き着いた場所を見ると、健康な精神でも狂気の中にあっても、人は幸せになれるのかも知れないと思いました。苦しいのはその境を行き来している一時期なのかも知れません。

ナタリー・ポートマンは良い映画の出演が少ない女優です。謎です。これをきっかけに、良質な映画を選んでほしいな。

2011/05/09

マーガレット

山下公園のマーガレット。先日の投稿『ホワイト』と『イエロー』でご紹介したのは公園の花壇のお花です。圧巻!花は小振りで花びらが短いので、おそらくサンデー・リップルという種類だと思います。普通のマーガレットも大好きだけど、これも愛らしくて好きです♪

2011/05/08

2011 GW のまとめ(笑)

十連休が終わります...。しかし、今日は暑かった (-_-;) 途中でカフェの自家製ジンジャー・エールを飲まなければ、倒れてたかも。

一昨日から散歩ばかりしていました。潮風にあたると心からリラックスできます。今日、潮風の中で思ったこと...。

あ~、ポストカードの整理、してないよねぇ?(笑)。

慌ててアルバムを買いに行きましたが、結局は無印良品のアルバムに...。これでポストカードは紙袋から脱出を果たせるわけですが、当初目論んでいたロマンチックなテイストではなく、すっかり事務的・実用的なテイストに格下げ(爆)。暫くは少しずつ持ち歩いて、お昼休みや帰りにカフェで作業する予定です。

5月2日には『長谷川潔展』に行ったので、ブログに書くのも GW の宿題だなあ (-_-;)

2011/05/07

脱珈琲?

大の珈琲党であるはずなのに、最近は紅茶ばかり。気が付くと、どうも身体が珈琲を欲しなくなっているのだ。注文したところで、一口飲んで残すことさえある。父がそうだった。亡くなる十数年前に急に珈琲を飲む量が減って、そのうち身体が受け付けなくなったので、亡くなるまで緑茶でやり過ごすことになった。私の場合、アルコールがまったく駄目で、気管支が弱いから煙草も吸わない。ここが父と大きく異なる点なので健康面を心配する必要はないと思っているが、愉しみをトレードオフしたようで複雑な気分...。

いい機会だから紅茶道を邁進してみようかな。クリーム・ティー、アフタヌーン・ティーのように食べる方面も充実してるし (^^;;

2011/05/06

イエロー

こちらは黄色のマーガレット。菜の花の輝きには負けますが、この時期は黄色い花が似合います。

ホワイト

山下公園のマーガレット。可愛いけど香りは...(-_-;)

棲み処

子供のころから古いものに囲まれていたら、どんなに素晴らしかっただろうか。古いものを眺めているだけで想像の世界に放り込まれ、飽きもせず何時間もそこで愉しんでいたりする。

花は花らしくなく、仔猫は仔猫らしくなく、家のドアは開かず、本は自ら声を出し、川の流れは時々止まって溜め息をついては再び流れ出す...。本当はそこが私の棲み処なんだと思う。

2011/05/05

フューシャ

GW はツツジが見頃です。横浜税関からみなとみらいまで、フューシャと白のツツジが見事に咲いていました。

フューシャのツツジを見て、サンローランの服や口紅を思い出しました。19 番は青みがかったピンクで日本人には合わない色なのに、すごく人気があった時期がありました。

そう言えば、ボーイフレンドが日本に来るたびに、日本人の厚化粧に驚くんです。特に、ファンデーションの厚塗りについては、「歌舞伎の影響があるのか?」 と、真顔で質問されたこともありました(笑)。スウェーデン人やアメリカ人からも同じことを訊かれたことがあったような...。

オレンジ

今年の GW は昨年より気温が低く、風が強くて、雨や曇天が多いような気がします。今日の被災地付近の最高気温は 13℃ 程度。夜は随分冷え込みそうです。

温まりそうな感じの色を選んでみました。

インドネシアの生姜湯

インドネシアのインスタント生姜湯です。生姜、キビ砂糖、塩のミックス・パウダーで、お湯はもちろん、常温の水にもよく溶けます。日本の生姜湯と変わりません。ただし、人によっては生姜の刺激がやや強く感じられるかも。

母の夏バテ予防にと購入したのですが、自分用にも別に買いました。なにしろ美味しかったので...(^^;; インドネシア語で jahe は生姜、wangi は香りという意味だそう。私は成城石井で見つけましたが、輸入食品のたくさん置いてあるスーパーやネットでも購入できるようです。

2011/05/04

薔薇の紅茶

先日、イギリスを行き来されているアンティークのお店の方に Twinings の Rose Garden を頂きました。お、美味しい~♪しかも、名前の通り、濃厚な薔薇の香りが口に拡がります!さっそくイギリス在住の方の通販サイトで5箱購入。

ついでに Blossom Earl Grey とレモン・フレバーのグリーン・ティーも購入。薔薇の紅茶はティーバッグ100個分ですけど、すぐなくなりそう。どちらも限定発売なので大事に味わいたいところではありますが (^^;;

天使、地球に座す

ラッパを吹く天使、と言えば..。

なんかヨハネの黙示録やタロット(審判)を思い出しますが(笑)、横浜港郵便局の入口にあるんですよ。外国郵便創業の局であることを示す像であり、現役のポストでもあります。地球の上に座って知らせ(郵便)ているんですね。

「日本で初めて」は横浜の十八番。ビルの隅っこのプレートに「何々発祥の地」と表示されているので、散歩がてら見つけるのが楽しみ。

2011/05/03

孤高

勉強モードが多少あり(笑)。逆髪のように人気(ひとけ)のないところをさ迷いながら一首、一句を作りたい。人は何故集まりたがるのか。

まあ、逆髪は追放された身なのだけど...。

Don't Disturb

お母さんが一番じゃましてるよ~。

イヴ・サンローラン

昨日、『イヴ・サンローラン』というドキュメンタリー映画を観ました。故人の偉業や天才アーチストにありがちな孤独な人生を追った映画を期待する方は失望するかも知れません。これはサンローランの元恋人で、最後までアトリエを支えたビジネス・パートナーのピエール・ベルジェ氏から見たサンローランであり、氏の人生の総決算です。


サンローランは見た目通りの繊細な神経の持ち主で、継続的な創造へのプレッシャーからアルコールやドラッグで破滅寸前にまで自らを追い込みました。ベルジェ氏はパートナーとして公私をともにするのはさぞ大変だったろうと思います。プライベートな関係は20年近く続いて終止符が打たれますが、近所に住むなどして、結局はプライベートを変わらず支えていたようです。

映画の中枢となるのはサンローランとベルジェ氏の名を冠にした派手な競売です。AIDS 研究の資金集めという名目ですが、サンローランとともに20年かけて集めた美術品を競売にかけたのは、ベルジェ氏が80歳を目前にし、自分の手でサンローランとの人生を終わらせたいと思ったからかも知れません。たとえサンローランの死後のベルジェ氏の諸活動に清濁が混じっていたとしても、影の立役者が最期に自らスポットライトの真下に来たとしても非難めくこともないでしょう。二人の関係は二人にしか分からないし、サンローランの偉業はやはりベルジェ氏なしにはあり得なかったでしょうから。

2011/05/02

あたくし、宅に telly を置かない主義でございますのよ。あれはとかくうるそうございまして。しかして、電子新聞がいと静かに伝えますには、なんですか、英国の王子がご結婚なさったとか。お写真を拝見するかぎり、キャサリン妃は Lady Di ほどの燦然たる耀きはなくとも、聡明なお顔立ちが印象的でございましたわ。

宴には多くの貴婦人方が世界中から駆けつけたとか。あまりの美しさに人びとが息を飲むも、身の軽やかに過ぎゆきたる婦人あり。西班牙のレティシア皇太子妃様の知の溢るる美は周りを圧しておりました。

さらに、その名は知らねど、美しきご婦人あり。これまた西班牙のご出自と思われます。

【2011/05/03 追記】英国の自由民主党党首ニック・クレッグ氏の奥方、ミリアム・ゴンザレス様でございました。国際弁護士ですこぶる知性に満ちたレイディざますのよ。Cheers♪

さらしな

昨日はこの二冊を購入。仕事の本と趣味の本です。

最初は何が何だかだった気候、気象、環境、防災の仕事は遣り甲斐のある仕事になってきました。石の上にも...とは、よく言ったものです。

田辺聖子さんは今年で83歳。能をきっかけに田辺さんと水原紫苑さんの作品に親しむようになったのですが、田辺さんの作品は古典関係のものしか読んでいません(特に理由はない...)。エッセイでは古典に親しむ田辺さんの姿が何だか可愛らしく浮かび上がり、『更級日記』を思い出すからかも知れません。

東京物語

1980 円で DVD が9枚入った『小津安次郎大全集』を購入。これがなかなかいいのです。映像と音声の経年劣化の修正が施されたバージョンで、作品だけ入っているからすぐに映画が始まります。

しかし、原節子の圧倒的な美しさとゴージャス感は今の女優は足もとにも及びません。Vivien Leigh、Greta Garbo、Ingrid Bergman に通じる神々しさがあります。

久し振りに観た『東京物語』ですが、永遠に変わりようがなかった笠智衆、時代を越えて受け入れられそうな東山千栄子や杉村春子の印象は変わりませんでした。ただ、原節子に対する印象は変わりました。彼女が画面に現れるたび、映像は彼女自身の美一点に集約されて行きます。役柄自体があまりに慎ましやか、健気なので、彼女の美しさがさらに引き立ち、正直なところ、やや息苦しくなりました。『麦秋』のようなおきゃんで明るい役柄の方が私は好きかも。

現代の家族のあり様が昭和20年代の映画に描かれていて、違和感なく観てしまえることに改めてびっくりした!というのが今回の感想。