2011/02/24
ドロップアウト
2011/02/22
蔦
2011/02/21
Fairy Secrets
開いた本から妖精たちが出てきたように見えますし、左上の薄日のせいか少女の幻想や夢想のようにも見えます。リチャード・タッドの『お伽の樵の入神の一撃』の濃度の高い「魔」はここにはなく、川面の煌めきのような儚さが魅力の絵だと思います。少女の清らかな微笑みで健やかさに満ちた作品になっていると思います。
Medici Society 社は 1908 年創業の英国の絵画の複製品を販売する会社で、今もロンドンを本拠にしています。創業当初は会員制を敷いていたので、社名に「ソサエティ」という言葉が残っているのだそう。「メディチ」は多くの芸術家のパトロンでもあったあのメディチ家に因んだとのことです。現在もタラントのポストカードは代表的な商品で、同社のホームページを飾っています。オンライン・ショップを覗くと、「2007 年印刷」というような時期が明記されていました。実用とコレクションのふたつの用途を念頭においた商品企画をしているのかも知れないですね。お世話になっている SHOP の情報だと 1920 ~1950 年の古いカードは Great Britain という表記が多く(全てではないことに注意)、それ以降は England の表記が多いようだとのこと。
何だかポストカードに夢中になっています。オークションは比較的安く入手できるのて有り難いですね。さっきは月清やかな夜の散歩を楽しむ猫のカードを落札することができました♪なかなか幻想的な景でもあります。もしかすると、Helena Maguire のイラストかも!などと勝手に期待しているのですが...。届き次第アップしますね。
2011/02/19
2011/02/17
Dream Ships
2011/02/14
雪明かりで読む本
幻を拾う日々
Twitter 人気も理解できるが、ブログの方が私は好きだ。まとまりがあって、ちょっとした読み物になる点が一番いい。同じ趣味の人たちからは随分深い知識と愉しみを与えてもらっている。アンティーク、ヴィンテージ、ヴィクトリアンのファンは専業主婦の方が多いのだが、生活に密着した視点で夢を見ているところが羨ましくもある。私など幻を探しにふらついているような日々だから。まあ、望んでいる方向性ではあるのだけど(笑)。
2011/02/13
ファイルを削除しますか?
お仕事ブック
2011/02/12
アンティークな近況
皆さま、お元気でしょうか?昨日は横浜にも雪が降りました。とは言っても、積もることは ありません。港付近は積もることが少なくて、私が引っ越して来た 18 年前からの記憶を辿ってもせいぜい 4~5 回。1cm を越える積雪になると半減すると思います。しかも、一日で溶けますし...。先日、アメリカ東部に出張中の友人から、白に近い灰色の画像ファイルが届きました。よ~く見ると、オフィスの窓から撮影した激しく降る雪の様子!前のビルが何となく見える程度です。前方が見えないぐらい降る雪って恐いですね (-_-;)
最近、仕事が忙しくてブログが「週報」化していますけど、やることはやってます。アンティークやヴィンテージのポストカード、大好きなヴィクトリアン+アールヌーボー趣味の真鍮(♪)のヴァニティ製品やらを購入しました。そう、大事なことです(笑)。
今日届いたポストカードの一枚をご紹介します。1910 年代らしい、ドイツ製らしいという程度の情報しかないのです...。しかも、企画商品ではなく、お手製ポストカードなんです。SHOP の方のコメントでは、何かの記念に作ったものではないか...と。お洒落具合、不慣れな感じを見ると、確かにそんな感じがしますね。とっても気に入ってます♪
2011/02/06
貴族
紅茶
2011/02/05
アリスのこと
長い間、私にとってアリスの姿はテニエル卿の挿し絵がすべてでした。それ以外のアリスの挿し絵やイラストは受け入れ難く、頑なにアリス像を守ろうとしていました。どこか自分の聖域みたいに感じてたんです。
ところが、30歳を大分過ぎたころ、マーガレット・ターラントの挿し絵に出会って、私の了見の狭い聖域は呆気なく崩壊しました。ターラントはアリス以外の作品でも素晴らしい幻の世界を見せてくれます。こちらは別の機会にご紹介したいなと思います。
チョコスフレ
ブレンド!ブレンド!ブレンド!
2011/02/03
春節
今年を無事に乗り切れますように。
2011/02/02
くっつき病悪化
線が集まり...
2011/02/01
何処かに素敵なフレームはないか~
まずは、ロイズ・アンティークスで見つけた Chehoma のもの。レプリカを作っているアトリエなので、好みにぴったりだけど、裏側(写真や絵を入れる部分)もアンティーク調→要するに、作りが雑(爆)!でも、材質や雰囲気は大絶賛♪裏を見ないようにしよっと。
映画三昧
二十代前半で観た『男と女』、私のベストテンに入る『セックスと嘘とビデオテープ』、初見の『アリゾナ・ドリーム』を選びました。
『男と女』は一度しか観ていない割りにはよく覚えていました。そこに一番びっくりしたりする(笑)。ただ、ここまで音楽を意識的に使っていることと、ジャン-ルイ・トランティニヤンがハンサムだったことには気がついていませんでした。しかし、F1 レーサーが Time や Observer を読んだり、ジャコメッティの話しをするのは、当時から意義あり!(笑)ま、それは兎も角、無名のルルーシュの低予算映画に出ることに決めた二人の主演俳優(彼らは既にそこそこ有名だった)の眼力こそが素晴らしかったのだなと思わずにはいられませんでした。台詞が少ないので、監督の力量にかかっているような作品ですから...。
『セックスと嘘とビデオテープ』は何度観ているのかなあ。軽く数十回は観ているのですが(好きな作品はだいたいこれぐらい繰り返して観ます)、いつも同じように、自分の湖の底に沈んでいる(沈めている)自己に思いを巡らせているような感覚でした。
人は必ず何かしら影響しあうという主旨のアンの台詞は、人との精神的な関わりを意図的に避けてきたグレアムに衝撃とある種の救いを与えます。グレアムは図らずも、アンとジョンのミレニー夫妻にとって狂言回しのような働きをすることになり、夫婦の家の真っ白な壁に彼らの亀裂を浮かび上がらせてしまいました。亀裂は社会的な建前や、築いたものを壊したくないという願望から、偽りという補修材で埋められていたのです。偽りは嘘という形で必ず表面に現れるものですが、往々にして、このように他人によって気づかされたり、暴かれるものなのかも知れません...。アンとジョンだけではなく、彼らと関わるシンディ(アンの妹でジョンと不倫中)はグレアムに、そして狂言回しのはずだったグレアムでさえ、壊れつつある真の自己をアンによって暴かれ、人生を変えて行かざるを得なくなります。ビデオカメラに向かって打ち明けられる本心、願望、秘密は他人と分かち合うためではなく、「病み」として映し出されているのかも知れません。
スクリーンを見つめる眼は、いつの間にか自分の内側にも導かれて行きます(音楽が一役買っているような気がする)。大きな大きな影響を与えてくれた作品。だから、何本か DVD を用意したときには必ず最後に観ています。
『アリゾナ・ドリーム』はそれほど感じるものがなく、書くことがありません...。ヴィンセント・ギャロとジェリー・ルイスはさすがだ~、と感心致しましたが。