さて、『バーレスク』を観てきました。あまりの底の浅さに唖然...。ディータ様が出なくて良い映画でした(笑)。バーレスクの舞台がかくも健康的であることが、まず間違っていないでしょうか?ストリップ小屋のようなじめじめ感は不要にしても、善意に溢れかえった登場人物たち、強烈なライバル意識に欠けるダンサーたちは夜の世界をまるで模範的な高校球児の世界に変容させてしまいました 。クリスティーナ・アギレラ演じるアリの二度の機転はあまりに使いふるされたネタでゲンナリ。彼女は痩せていて、バーレスク・ダンサーに必要な肉感的な魅力が不足しています。ケイト・ハドソンだったらピッタリだったと思います。
アギレラの「頑張り」は全編を通して伝わってきますが、演技とダンスが今ひとつ。頑張りが見える時点で、すでに素人チックなのかも知れません。ただし、本業の歌はさすがに迫力があり、聞き惚れてしまいました。彼女は歌に邁進すべき人で、ベット・ミドラーやバーブラ・ストライザンド路線に行かなくてもいいんじゃないかと思います。あのシェールの歌が霞むほどなのですから...。
結論。観なくていい映画です。
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