2010/12/11

フラッパー・ガール

横浜都市発展記念館で開催されている『特別展 モダン横濱案内』に行って来ました。こじんまりした横浜ユーラシア文化館の上にあるので、同じようにこじんまり。

ルイズ・ブルックス

ダンスホール、外国人、まるで谷崎潤一郎の『痴人の愛』!食い入るように眺めてきました(笑)。『痴人の愛』は何度か映画化されていて、私は 1960 年に大映が製作した船越英二と叶順子主演の作品にはまっていました。大学生のころ、昭和30~40年初めの大映映画はほとんど見たかも...要するに暇だったのね(-_-;)

永遠の憧れ、船越英二♪

さて、展示に戻ると、フォードやドイツの冷蔵庫メーカー、ボッシユの珍しいカタログや当時幅をきかせていた百貨店の広告が、今と同じぐらい充実していたことに意表を付かれました。また、関東大震災で横浜市内の家屋の95%が倒壊した事実にも驚きますが、復興の速さにはもっと驚きました。現代の日本とは違い、生きることに貪欲だった庶民の逞しさを感じます。

そんな復興後の10年あまりがモガの活動期なのですが、着物と洋服が調和した素敵なアールデコの時代だったことがよく分かりました。しかし、ダンスホールの踊り子(ダンスの相手をする仕事)に着物組と洋服組がいたことは知りませんでしたよ~。盛り場の写真にナオミを探してみましたが、さすがにいませんでしたねぇ...。She had it !