2010/12/31
さよなら、2010
価値
ファイヤーキングのように比較的新しくて数が出回っているものは、しばらくすると価格帯が揃ってくるようです。けれども、そこそこ出回っていても、百年近くあるいはそれ以上のものはバラツキが出てきます。同じ絵柄で使用済みのポストカードに五千円以上の差があるのには驚きました。拡大表示で見る限り、コンディションもほぼ同じ...。実店舗+ネット販売かネット販売のみか、仕入先や仕入れ方(現地に出向いての直接買い付けする場合、出向かずに輸入する場合)で差が出て来るのかも知れませんが、それにしても...。
販売する前にきちんとメンテナンスしているお店、コンディションや年代の基本情報だけではなく、背景情報を出すことでアイテムの理解と価値を教えてくれるお店は信用できますし、お店の方の目も信用できるような気がします。
好き!だけでは購入できません。残念ですが、いい加減なことを平気で言うお店もありますから(-_-;)。購入する側も勉強と調査が必要な面倒な買い物です(笑)。
昔々
2010/12/26
愉しい目標
来年は古典の勉強をしようと思っています。講座をとるより、その時間とお金は本に費やした方がたくさん学べるので独学の予定。年末は大好きな『更級日記』を丁寧に読んでみるつもり。そして、来年は『源氏物語』のひとり読書会(笑)。原文は最初の方と各段のハイライトを原文で読んだだけ。こりゃ、一年では済まなさそう。以外と長期プロジェクトになりそうだなあ....
2010/12/25
バーレスク(鑑賞後)
さて、『バーレスク』を観てきました。あまりの底の浅さに唖然...。ディータ様が出なくて良い映画でした(笑)。バーレスクの舞台がかくも健康的であることが、まず間違っていないでしょうか?ストリップ小屋のようなじめじめ感は不要にしても、善意に溢れかえった登場人物たち、強烈なライバル意識に欠けるダンサーたちは夜の世界をまるで模範的な高校球児の世界に変容させてしまいました 。クリスティーナ・アギレラ演じるアリの二度の機転はあまりに使いふるされたネタでゲンナリ。彼女は痩せていて、バーレスク・ダンサーに必要な肉感的な魅力が不足しています。ケイト・ハドソンだったらピッタリだったと思います。
アギレラの「頑張り」は全編を通して伝わってきますが、演技とダンスが今ひとつ。頑張りが見える時点で、すでに素人チックなのかも知れません。ただし、本業の歌はさすがに迫力があり、聞き惚れてしまいました。彼女は歌に邁進すべき人で、ベット・ミドラーやバーブラ・ストライザンド路線に行かなくてもいいんじゃないかと思います。あのシェールの歌が霞むほどなのですから...。
結論。観なくていい映画です。
バーレスク(鑑賞前)
2010/12/22
門の内側
羅生門は羅城門で大門のことです。一体どういう都に迷い混んでいたのか...。あまりに寒くて直ぐに目が覚めたけど、辺りをさ迷ってみたかっです。初夢に期待。
2010/12/13
Bye bye 爪切り
使い捨てと金属製ならエコ的に金属製だろう!と見て回りましたが、(生意気だけど)審美眼にかなうものはなく... (-_-;)。 何となく、近所のお店に立ち寄ったらチェコ製のガラスのファイルが♪なかなか良い選択だと鼻高々でしたが、巷では当たり前のように使われているらしく、友人は数年以上前から使っているそうです(笑)。
ラウンドカットが綺麗に出来上がりますし、爪の両隅の尖りを滑らかに処理できるのも嬉しい!もう爪切りは使わないと思います。ガラス好きの私にとって、素材がガラスというだけでポイントが上がり、さらに鈴蘭のエッチングを施しているなんて買わない理由は見当たりません!
2010/12/12
妖精
そうそう、申し遅れましたが、幻想好きな私ですから、もちろん、妖精好きです。
2010/12/11
フラッパー・ガール
ダンスホール、外国人、まるで谷崎潤一郎の『痴人の愛』!食い入るように眺めてきました(笑)。『痴人の愛』は何度か映画化されていて、私は 1960 年に大映が製作した船越英二と叶順子主演の作品にはまっていました。大学生のころ、昭和30~40年初めの大映映画はほとんど見たかも...要するに暇だったのね(-_-;)
さて、展示に戻ると、フォードやドイツの冷蔵庫メーカー、ボッシユの珍しいカタログや当時幅をきかせていた百貨店の広告が、今と同じぐらい充実していたことに意表を付かれました。また、関東大震災で横浜市内の家屋の95%が倒壊した事実にも驚きますが、復興の速さにはもっと驚きました。現代の日本とは違い、生きることに貪欲だった庶民の逞しさを感じます。
2010/12/10
シガレット・ケース
1800年代末期の素敵なシガレット・ケースを見つけました。まだ、購入には至ってないのですが、銀めっきで内側はギルト・シルバーといって金色のめっき加工したものです。こちらは曇りや変色がかなりあるので磨き甲斐あり(笑)。しかし、スモーカーではないので、何を入れるか思案中。名刺は入るのかなあ?
2010/12/05
初めての舞踏会
フレームに入れた Magasin des Demoiselles(令嬢の雑誌、今風に言うと、お嬢様の雑誌)の挿絵を購入。この雑誌は、1800年代半ばに発行されていたフランスの月刊のファッション誌です。当時は写真ではなく、白黒のエッチングに手で色を施しているので、「手がかかっている~」という感じ。全体に彩色している場合もありますが、人物のみを彩色している場合などいろいろ。失敗が許されない作業ですから、その点も価値の高さを感じてしまいます。
貴婦人系のファッション・イラストが多い中、少しユーモラスなテイストのある舞踏会のイラストに出会いました。地味な彩色と額縁も気に入りました。
実は、母が癌にかかり、気分が暗くなっています。親戚にほとんど接点がなく、病弱な兄とネコちゃんと二人と一匹になる日が近づいて来たのだなあと、若干虚ろ。それでも希望が持てるのは、俳句・短歌・小説・音楽・絵画・映画・能・古きものへの偏愛が私を救ってくれているからだと思います。そして、私と神様の関係は言わずもがな。