2011/08/13

The Tree of Life


昨日は遠出をする予定だったのに、外に出るや卒倒しそうな暑さに負けて、ブルク13へ(笑)。何を上映しているかも知らなかったし、どんな作品かも知らなかったのですが、上映時間の案内テロップを眺めていたら、「哲学の木」に似たタイトルの『ツリー・オブ・ライフ』という作品があったので、チケット購入。席に座ってからネットをチェック。カンヌ映画祭のパルムドール賞を取った作品か...。ブラッド・ピット主演...。え~、監督がテレンス・マリック!?『天国の日々』の!?!?これはいい映画を選んだかも(爆)。


これは人の思考や記憶を辿るときのプロセスを忠実に描いた作品です。一見、脈絡もなく太古の世界や実体験の記憶、現実と超現実の風景が入り交じり、観客側は戸惑うかも知れません。けれども、思考したり、記憶を辿る場合、出来事の最初から順番に辿るわけではなく、記憶の断片がフラッシュバックし、関連して思い出した事実をフラッシュバックし、その隙間を連想や思考したことが断片的に入り込んでいると思います。私たち観客は主人公の思考と記憶の断片を未編集・未加工の生データのまま見ている、と思えば良いのではないでしょうか。

しかし、眠りこけている人が多かったです(笑)。私自身は眠らなかったし、優れた作品だとは思いつつも、将来的にもう一度見ることはなさそう (^^;;