仕事でヒマラヤ辺りのことを調査していたら、何だかやけに興味が湧いてブータンとネパールの本を読みました。随分以前に NHK で『秘境ブータン』という番組を見たのを思い出し、調べてみたら、1983 年の放映でした。たしか、歌垣の様子が撮影されていたような記憶があります(間違ってたらすみません)。
幸福大国というような一方的な賛美にとらわれず、ブータンの魅力を語っている本です。冒頭の第四代国王の退任をフランスで知るくだりは映画の回想シーンのよう。この時点で本書に引き込まれてしまいました。南アジアを今まで魅力的に感じたことはなかったので、もっと調べてみるつもり。