能に『松風』という曲があります。妹の名前は村雨。松風と村雨だなんて美しい名前ですよね、うっとり。舞台は須磨。いやが上にも源氏の都落ちの段を思い出します。
秋雨でひんやりした中を帰る途中で、成城石井に寄ったら「藻塩」と書かれた塩の袋が目に飛び込んで来たんです。秋雨→村雨、藻塩→須磨→松風そして源氏物語と、どんどん連想してしまい、雨に湿った靴を苦々しく感じながらも、得意の連想力で目の前が薔薇色になるなんて、ああ、私はほんとに幸せです(爆)。
秋雨でひんやりした中を帰る途中で、成城石井に寄ったら「藻塩」と書かれた塩の袋が目に飛び込んで来たんです。秋雨→村雨、藻塩→須磨→松風そして源氏物語と、どんどん連想してしまい、雨に湿った靴を苦々しく感じながらも、得意の連想力で目の前が薔薇色になるなんて、ああ、私はほんとに幸せです(爆)。
来月末に神尾真由子のリサイタルに行きます。あるお店で気になるヴァイオリンの音が耳に入り、店員さんに尋ねると、「神尾真由子さんという若手」だと教えてくれました。きっかけとはこういうものらしく、近所でリサイタルがあることを知り、チケットを購入するに至りました。私の内でヰ゛オロンがヴァイオリンに変容しますように。
秋の日の
ヰ゛オロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し
(ボードレール『落葉』/上田敏訳)
~きらめく装いの美~ 香水瓶の世界
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/perfume/index.html#waribiki
湘南江ノ島香水瓶美術館
http://www.shonanbottle.com/
以上、小さな幸せでした(笑)。
昨日は仕事が思いがけず捗ったので、今日は調査に専念。一番向いている仕事です。調査と言えば、八月に届いたインディアナ・グラスのレファレンス・ブックが楽しくて仕方がありません。アメリカにいたら、毎週末、アンティーキングしてるだろうなあ。
フォストリアのような繊細さも好きだけど、インディアナ・グラスやジャネットのような庶民的な大量生産品にノスタルジー感覚を刺激されます。私は30~40年代のものを中心に集めていて、もちろん、知らない時代ですけど... 。つまりは、インディアナ・グラスは私を空想の域へ運んでくれるミディアム(媒体)のようなものかも知れません。
毀れる寸前の美しさが常に硝子を輝かせて、私はその危うい光と影に魅了されているのだと思います。
八月の下旬から急に忙しくなて、ついついブログの更 新をさぼっていました。昨日、く され縁の ボーイフレンドから二ヶ月ぶりに連絡があり、なぜかブログのことをやけに訊かれ(-_-;)、滞っていることを白状(笑)。僕たちのように細く長く付き合った方がいいよ、というアドバイスに一念発起。ベッタリくっつかない付き合いが始まって九年。私が横浜に住み、彼はフランス人でパリ、ロンドン、ミュンヘンを行き来する生活です。どちらも家庭を持ちたくない、干渉するのもされるのも嫌という共通点があるからやっていけるのでしょうね。