2011/11/27

逍遥

今日は誕生日でした。例年通り、普通に過ごす予定でしたが、ふと、「誕生日だから初めてのお店で美味しいものを」と気紛れに思い付いたのが失敗のもと...。胃にもたれる食事が並び、六時間経った今も食欲がありません(笑)。

最近、濃密な小宇宙のようなブログを見つけました。頭から離れません。読むだけで書き手の小宇宙を逍遥できたような気がするのは、澁澤龍彦の随筆だけでした。このブログはまさにそんな感じなんです。

天文古玩
http://mononoke.asablo.jp/blog/

天体観測のクロモスを探していて見つけました。アンティーク・カード様々です(笑)。

2011/11/26

どこまで磨くか?

久々にネールケアやら美容院やら基礎化粧品の調達やらに出かけています。疲れる... 。自分の外見を磨くことは大切なのかも知れないけど、そんなのは最低限でいい!と思っています。

今朝はあるアンティーク・ポストカード屋さんで、うっとりするようなクリスマスのカードを買いました。朝から浮わついています(笑)。クリスマスイブの前日に披露しますね♪

ヴィンテージのコンパクトを扱っているお店が開店休業状態になって、随分経ちました。コンパクトが充実していて、詳しい知識を持ったお店が他になく、がっかり。せっかく見つけても、嘘っぱちな説明が書いてあって、法外な価格がついていたりします。困ったものです...。

2011/11/25

ネコの日

うちの子は玩具を与えても、夢中になるのはほんの一瞬。結局は、私相手に遊びを始める。


反則技が推奨される猫相撲 、寝ている私の背中やお腹の上で行うロード・ランナー、立っている私を使うロック・クライミング、目の前でわざと転んで私をなじる当たり屋ごっこ (-_-;)、疲れたと見せかけてまんまと抱っこされる詐欺師ごっこなど、枚挙にいとまがない。

ネコちゃんはひたすら好きなことをする。私は、そんな時に見せるネコちゃんのふざけた表情や満足気な顔が大好きだ。これだけ幸せを毎日与えてくれるのだから、誕生日以外に、我が家が制定するネコの日を決めよう。今ごろ?と、ネコちゃんには呆れられるだろうけど...。

2011/11/24

大事に集める


こういうクロモスも大好きです。ただ、あまり積極的には集めていません。でも、これから集めるかも...(笑)。


アンティークのクロモスはこのようにバラ売りのものが多いのですが、もともとはこんな感じでくっついています。今でもドイツでは販売していますが、みんな何に使っているのかなあ?


昔は愉しみが少なかったから、女性がアルバムに貼って大事にしていたそうで、たまにアルバムごと販売しているのを見かけます。クロモスの裏に剥がし跡があるのは、一時期、誰かのアルバムで大事にされていた証拠なんではないか...、そう思うので、私は余程じゃない限り、剥がし跡 OK です。実は、女の子は糊の痕が残っているんですよ。


最近、複数のアンティーク屋さんのブログに、本場のフランスへ出かけても良いポストカードが激減しているとか、アンティーク・カードの専門店が閉店しているとかいう記事を目にします。

自分のもとへ来たアンティークは大切にしなくては!と、つくづく感じています。

2011/11/23

続・ハレー彗星来たる

続きです。


文章で記録(絵も写真も済んだから、今度は彗星の様子を文章で残そう。夜の学校に忍び込んで、しめしめ、天体望遠鏡を拝借)

一人が天体望遠鏡で彗星を追跡、二人で記録、一人は爆睡(笑)。いますよね、こういうタイプ。床の感じと伸びた影が好きです。椅子の脚がお洒落♪


解決方法(餌で釣る(笑)。おやつを我慢した甲斐があるかな?美味しいチョコレートだよ)

チョコレートで彗星を誘き寄せようという算段は微笑ましいですね。多分、このあとの場面が「高度な運動」なのでしょう、今、気が付きました (^^;;

このシリーズは、Chocolat Louit(ショコラ・ルイ)のトレード・カードです。ネットで調べても、他のお店や会社の名前になっているのを見たことがないので、このショコラティエのオリジナルなのかも知れません。

あと、二枚。いつ私のもとに来るのかなあ?

2011/11/20

ハレー彗星来たる

先週末は映画『Moneyball 』を二回観て、水曜の夜も観てきました。諸事情で事実を脚色した点が非常に多いようですが、面白かったです。Jonah Hill 演じる分析担当者に魅力を感じました。原作はセイバーメトリクスにも重点が置かれているので、さらに面白いですよ。だけど、映画と原作はテーマが別物だと考えた方が良いですね。

さて、分析→科学→天文という強引な関連付けで、星を観測する少年たちのクロモをご紹介します。1910 年のハレー彗星接近をテーマにしていて、おそらく 1910 年ごろのものです。ここには、児童文学(科学もの)のワクワクが詰まっています!!「色彩感触(→造語です(笑))」も少年少女科学読物全集的な挿し絵みたいでお気に入り♪


絵本版『Kometen Kommer(彗星が向かって来る/『ムーミン谷の彗星』より)』

ハレー彗星の尾はあまりに大きくて、地球が尾の中を通過したそうです。尾の部分の気体はごくごく薄くて、地球に影響はなかったそうなのですが、いろいろな噂が飛び交って一部の人々は大騒動をしたようです (^^;; そう言えば、ムーミンにもハレー彗星をテーマにした一冊がありましたっけ。



実体の不在:彗星の形を表してみよう(彗星は捕まえられない:彗星をスケッチしたり、撮影しよう)


高度な運動(高く飛び上がれば彗星を捕まえられるかな?)

6枚組みのシリーズですが、残念ながら、そのうちの5枚しか見たことがありません。4枚買い集めたので、残りの2枚が現れるのを気長に待とうと思います(フランスのクロモです)。

2011/11/11

お気楽


今朝、目が覚めたら、得意のポーズをしていました。どのぐらいこのポーズをしていたのか...。


早く早く!お母さんもやってみて!

2011/11/10

薔薇の妖精


フランス語版の Liebig のクロモです。こちらは前のものより古めかしく見えますが、はっきりした年は分かりません。ただ、類似のクロモが 1890 年あたりから 1900 年代始めに、フランスからたくさん出ていることを考えると、その辺の年代になるのだと思います。


肉のエキスには似つかわしくないエレガンスと幻想に、ちょっと笑ってしまいます。左のピンクの蝶は Susie Cooper の Patricia Rose の食器みたいですね...。

飽きずに眺めていられる一枚です。

2011/11/06

月に寄せて


Liebig の6枚セットの中の一枚。

トレード・カードは6~8枚でひとつのシリーズになっていることが多いです。一式で販売するのを好むお店とバラ売りを好むお店があり、私はどちらかと言うと、バラ売りを購入して、好きな絵だけを手元に置くタイプです。

でも、これは別でした。全部頂きますっ!という興奮状態でしたから(笑)。

Liebig(リービヒ)はドイツにあった食品会社で、そのクロモスは熱心なコレクターがいるほどです。ドイツ語、フランス語、イタリア語など、複数の欧州言語バージョンが作られていたので、お気に入りのシリーズは全言語を揃えている方もいらっしゃいます。1872~1974 年まで出し続け、1800 種類を超えているそうですから、人気が高かったのでしょうね。私のセットはドイツ語版で 1898 年以降のものです。

一式のテーマは『謝肉祭の小夜曲』。このカードのタイトルは「月に寄せて(An Den Mond)」、そうです、ゲーテの詩です。

Was, von Menschen nicht gewußt
(誰に知られることも)
Oder nicht bedacht
(気にかけられることもなく)
Durch das Labyrinth der Brust
(心の迷宮を通って)
Wandelt in der Nacht.
(夜を彷徨う者は幸せだ)

お粗末な訳で申し訳ないのですが、詩のこの部分を思い出しました。

左からカピタン・フラカス、アルルカン、プルチネッラ(道化師)、ピエロが河(湖?)を眺めながら、音楽を演奏しています。お決まりの叶わぬ恋の唄ではなく、人生の儚さや無常を唄う方が、月に対峙し、見る側に背中を向けた構図に合っていると思いませんか?月が波に砕けて揺蕩うのを見ていると 、幻想世界への扉が開かれそうな気がします。

An Den Mond (D.296) by Franz Shubert
http://www.youtube.com/watch?v=LZaDCFWI7_g&sns=em

ブレイク

そう言えば、3日に横浜そごうのそごう美術館で開催されている『柳宗悦展』に行って来ました。

柳宗悦の著作はひところ随分読みました。おかげで、工芸、手仕事について興味をすんなり持てるようになって、特に、紅型と螺鈿が好きになりました。今回は朝鮮の焼き物で掻落の花瓶が良かったかなあ。正直なところ、ちょっと雑多な感じのする構成で、がっかりしました。最後の柳宗理の作品展示は要らなかったと思います。

ところで、柳宗悦がウィリアム・ブレイクに興味があったことを久々に思い出しました。大江健三郎もブレイクに傾倒してましたよね。

私は...と言えば、ブレイクを知ったのは中学生のころで、EL&P のアルバム『恐怖の頭脳改革』がきっかけでした(笑)。定番の曲がついているので、耳にされた方も多いかも知れないですね。映画『炎のランナー』でも使われていたはずです。

And did those feet in ancient time.
Walk upon England's mountains green:
And was the holy Lamb of God
On England's pleasant pastures seen

And did the Countenance Divine,
Shine forth upon our clouded hills?
And was Jerusalem builded here
Among these dark Satanic Mills?

Bring me my Bow of burning gold;
Bring me my Arrows of desire
Bring me my Spear: O clouds unfold
Bring me my Chariot of fire

I will not cease from Mental Fight
Nor shall my Sword sleep in my hand
Till we have built Jerusalem
In England's green & pleasant Land

2011/11/05

豊饒なる色彩

ウズベキスタンの布と器を集めた小さな展示会が、横浜のシルク博物館で行われています。平山郁夫シルクロード美術館のコレクションの一部だそうです。


コートにあたる服に興味が涌きました。「むかし着物」の雰囲気で銘仙にそっくり!アンティーク着物が大好きで集めていた時期もあり、眼が釘付け。縦糸に絹、横糸に綿の織りは光沢に欠けるものの着心地がよさそう。縦横が絹のものはピカピカで、着るより眺めていたい感じ。裏地にデニムっぽい紺色に薔薇が散りばめてある柄や、文字通り薔薇色の単色の薔薇柄の布地だったり、お洒落!

布だけではなく、器にも目を見張るものが多かったです。器は時間をかけて見ていました。B&W の不思議な鳥の絵皿が印象的でしたけど、イスラム的な文様の大皿(鉢)は実用にも向いていて、かなり欲しかったです(笑)。


グーリ・アミール廟

首都タシュケントには小さな小さな思い出が...。以前のブログにも書いたのですが(このブログにも書いているかも)、子供のころ、ソ連の文化が大好きで、写真集なんかも持っていました。新聞社が出版した写真集の表紙が一番気に入っていて、それがタシュケントの若い女性のアップ写真だったんです。澄んだ大きな瞳の中東系の顔立ちで、しばらく机の上に飾っていました。

当時、ウズベキスタン周辺の地域は隔離状態で、情報も不足気味でした。タシュケントは今や立派な都市になっています。アレキサンドロス大王、イスラム文化、シルクロード、ソ連...。いつか行ってみたい国のひとつです。

2011/11/04

檸檬


漢字で書けないけど、レモンより檸檬が好きだ。最近、檸檬の味が好きになって、薄くスライスした檸檬を食べている。体内や精神が浄化されるような感覚も気に入っている。


花を食しているときと同じだ。