最近、濃密な小宇宙のようなブログを見つけました。頭から離れません。読むだけで書き手の小宇宙を逍遥できたような気がするのは、澁澤龍彦の随筆だけでした。このブログはまさにそんな感じなんです。
天文古玩
http://mononoke.asablo.jp/blog/
天体観測のクロモスを探していて見つけました。アンティーク・カード様々です(笑)。
最近、濃密な小宇宙のようなブログを見つけました。頭から離れません。読むだけで書き手の小宇宙を逍遥できたような気がするのは、澁澤龍彦の随筆だけでした。このブログはまさにそんな感じなんです。
天文古玩
http://mononoke.asablo.jp/blog/
天体観測のクロモスを探していて見つけました。アンティーク・カード様々です(笑)。
今朝はあるアンティーク・ポストカード屋さんで、うっとりするようなクリスマスのカードを買いました。朝から浮わついています(笑)。クリスマスイブの前日に披露しますね♪
ヴィンテージのコンパクトを扱っているお店が開店休業状態になって、随分経ちました。コンパクトが充実していて、詳しい知識を持ったお店が他になく、がっかり。せっかく見つけても、嘘っぱちな説明が書いてあって、法外な価格がついていたりします。困ったものです...。
自分のもとへ来たアンティークは大切にしなくては!と、つくづく感じています。
一人が天体望遠鏡で彗星を追跡、二人で記録、一人は爆睡(笑)。いますよね、こういうタイプ。床の感じと伸びた影が好きです。椅子の脚がお洒落♪
チョコレートで彗星を誘き寄せようという算段は微笑ましいですね。多分、このあとの場面が「高度な運動」なのでしょう、今、気が付きました (^^;;
このシリーズは、Chocolat Louit(ショコラ・ルイ)のトレード・カードです。ネットで調べても、他のお店や会社の名前になっているのを見たことがないので、このショコラティエのオリジナルなのかも知れません。
あと、二枚。いつ私のもとに来るのかなあ?
さて、分析→科学→天文という強引な関連付けで、星を観測する少年たちのクロモをご紹介します。1910 年のハレー彗星接近をテーマにしていて、おそらく 1910 年ごろのものです。ここには、児童文学(科学もの)のワクワクが詰まっています!!「色彩感触(→造語です(笑))」も少年少女科学読物全集的な挿し絵みたいでお気に入り♪
6枚組みのシリーズですが、残念ながら、そのうちの5枚しか見たことがありません。4枚買い集めたので、残りの2枚が現れるのを気長に待とうと思います(フランスのクロモです)。
トレード・カードは6~8枚でひとつのシリーズになっていることが多いです。一式で販売するのを好むお店とバラ売りを好むお店があり、私はどちらかと言うと、バラ売りを購入して、好きな絵だけを手元に置くタイプです。
でも、これは別でした。全部頂きますっ!という興奮状態でしたから(笑)。
Liebig(リービヒ)はドイツにあった食品会社で、そのクロモスは熱心なコレクターがいるほどです。ドイツ語、フランス語、イタリア語など、複数の欧州言語バージョンが作られていたので、お気に入りのシリーズは全言語を揃えている方もいらっしゃいます。1872~1974 年まで出し続け、1800 種類を超えているそうですから、人気が高かったのでしょうね。私のセットはドイツ語版で 1898 年以降のものです。
一式のテーマは『謝肉祭の小夜曲』。このカードのタイトルは「月に寄せて(An Den Mond)」、そうです、ゲーテの詩です。
Was, von Menschen nicht gewußt
(誰に知られることも)
Oder nicht bedacht
(気にかけられることもなく)
Durch das Labyrinth der Brust
(心の迷宮を通って)
Wandelt in der Nacht.
(夜を彷徨う者は幸せだ)
お粗末な訳で申し訳ないのですが、詩のこの部分を思い出しました。
左からカピタン・フラカス、アルルカン、プルチネッラ(道化師)、ピエロが河(湖?)を眺めながら、音楽を演奏しています。お決まりの叶わぬ恋の唄ではなく、人生の儚さや無常を唄う方が、月に対峙し、見る側に背中を向けた構図に合っていると思いませんか?月が波に砕けて揺蕩うのを見ていると 、幻想世界への扉が開かれそうな気がします。
An Den Mond (D.296) by Franz Shubert
http://www.youtube.com/watch?v=LZaDCFWI7_g&sns=em
柳宗悦の著作はひところ随分読みました。おかげで、工芸、手仕事について興味をすんなり持てるようになって、特に、紅型と螺鈿が好きになりました。今回は朝鮮の焼き物で掻落の花瓶が良かったかなあ。正直なところ、ちょっと雑多な感じのする構成で、がっかりしました。最後の柳宗理の作品展示は要らなかったと思います。
ところで、柳宗悦がウィリアム・ブレイクに興味があったことを久々に思い出しました。大江健三郎もブレイクに傾倒してましたよね。
私は...と言えば、ブレイクを知ったのは中学生のころで、EL&P のアルバム『恐怖の頭脳改革』がきっかけでした(笑)。定番の曲がついているので、耳にされた方も多いかも知れないですね。映画『炎のランナー』でも使われていたはずです。
And did those feet in ancient time.
Walk upon England's mountains green:
And was the holy Lamb of God
On England's pleasant pastures seen
And did the Countenance Divine,
Shine forth upon our clouded hills?
And was Jerusalem builded here
Among these dark Satanic Mills?
Bring me my Bow of burning gold;
Bring me my Arrows of desire
Bring me my Spear: O clouds unfold
Bring me my Chariot of fire
I will not cease from Mental Fight
Nor shall my Sword sleep in my hand
Till we have built Jerusalem
In England's green & pleasant Land
布だけではなく、器にも目を見張るものが多かったです。器は時間をかけて見ていました。B&W の不思議な鳥の絵皿が印象的でしたけど、イスラム的な文様の大皿(鉢)は実用にも向いていて、かなり欲しかったです(笑)。
当時、ウズベキスタン周辺の地域は隔離状態で、情報も不足気味でした。タシュケントは今や立派な都市になっています。アレキサンドロス大王、イスラム文化、シルクロード、ソ連...。いつか行ってみたい国のひとつです。