発生当時は社内で勤務していました。ちょうど役員に報告をしているときに、窓ガラスがガタガタ鳴り出し、いつもより揺れが変だと思っていたら、緊急地震速報の音声アナウンスが耳に入りました。段々揺れが大きくなり、立ってはいられなくなりました。あとで、高層ビルの上層階で打ち合わせていた同僚に話を聞くと、大きくてどっしりした会議卓が動き出し、窓からは隣の高層ビルが左右に揺れているのが見え、恐怖が募ったそうです。
実家は震度6弱の地域なので、連絡がなかなかとれず、かなり焦りましたが、固定電話どうしがつながり、無事を確認。よかった。ネコちゃんが心配だったのですが、一夜を会社であかして帰宅すると、元気に飛びついてきました。
ボーイフレンドからは携帯電話がつながらないからと、チャットのメッセージが夜中に届きましたが、いつもよりやり取りに時間がかかりました。フランス人の彼は地震をほとんど経験していないので、ニュースを見てもまったく信じられなかったようです。
深刻な被害が広域にわたり、原発爆発などの副次災害も発生しました。これから気持ちを東北に向けて何ができるか考えてみようと思います。救出活動は政府や支援国のレスキュー隊に任せるしかありません。問題は復興で、時間の経過とともに気持ちが薄らぎやすいこともあり、その点が一番気掛かりです...。
現時点ではできることから一つ一つ、ですね。